どうもカッツプロダクション代表のカッツです
今日はIT兼業ミュージシャン略してITミュージシャンとしての視点から、AIでの音楽生成について語ってみたいと思います。
日進月歩で進化するAI技術。この記事は2026年4〜5月頃の情報をもとにした「当時の実験レポート」としてお楽しみください。
目次
AIでの音楽生成、動画のBGMとしてはあり?!
音楽生成AIの金字塔?!Suno(AIでクオリティの高い楽曲を自動生成できるWebサービス)のアカウント登録まではいったのですが、、、バタバタで、なかなか暇がなくいじれてない状態だったんですよねTT
それからしばらくして(2026年4月頃?)、いつも愛用してるGeminiさんでも音楽生成ができるようになったとの事で、ベース歴20年超のバンドマンとしての血が騒いで、ちょっと空いた時間でガッツリ実験してみました!!
結論から言うと、YouTube動画のバックやWebサイトのプロモーション動画で流す「動画のBGM」としては、全然あり!むしろコスパ最強で使い勝手バツグンじゃん!って感じですな〜!!
普段、動画のオリジナルBGMをクリエイターさんに外注したら、どんなに安くても1曲あたり30,000円から50,000円くらいは費用がかさみますよね?もちろんざっくりとしたどんぶり勘定ですけど、AIなら数秒かつ0円で「それっぽい音源」が即座に手に入るんだから、予算が限られたWeb制作やマーケティング現場では、導入しない手はないかなとは思います!!
※生成した楽曲を動画BGM等で商用利用(収益化含む)する場合は、各AIサービスの最新の利用規約(有料プランの加入条件など)を必ずご確認の上、自己責任にてご利用ください。
Geminiさんはプロンプトに音楽用語をいれるのは苦手?マニアックなのは無理!
ここ、バンドマン特有の悪い癖が出ちゃったわけです(笑)「せっかくならバンドマンらしい、マニアックな音楽用語をガッツリ入れてオーダーしてやろう」と調子のっちゃいました。
そしたら、、、これがまあ見事に玉砕しました!!
プロンプトに専門的な音楽用語やコード進行を細かく詰め込めば詰め込むほど、Geminiさんが混乱するのか、なぜか「いけてない曲」が量産できるという衝撃の事実が判明しました(笑)
実際に打ち込んでみて、見事に玉砕した実験プロンプトの数々を紹介してきますね!
90年代初期日本ガールズパンク風(JAM風)
まずは、YUKIの歌と絶妙に絡むTAKUYAのキレキレオブリガード&カッティングギターが特徴的なJUDY AND MARYのバンドサウンドを狙って、こんな細かい指示を出してみました。
- 基本コード進行:Aメロ(C->Em->E7->Am->A7->Dm->G->G6)、Bメロ(F->Fm->Em->A7->Dm->G->Dm->G->C->C7)、サビ(F->G->Em->A7)
- 条件:JUDY AND MARY風、難しければガールズパンク風
- 楽器:ギターのカッティングはテレキャス(テレキャスターという切れ味の鋭いギター)でコンプ(音の粒を揃えるエフェクター)強め
- ボーカル:YUKIみたい
- テンポと長さ:BPM=190、キーはG major、さっくり2分30秒前後
- 歌詞:それっぽい感じ
90年代初期日本ガールズパンク風(ジュディマリ風)生成楽曲
ここまで完璧に指定してあげれば、ゴキゲンなガールズポップが生まれると思いきや、、、
これは聞くに耐えなかった〜聴いてて恥ずかしいTT
FからFMえってラジオ?!、、、Gの風に乗るらしいです
コードの展開と楽器の細かいニュアンス指定が複雑すぎたのか、Geminiさんの処理が追いつかず?!
あと、歌詞の指定が適当だったのが功を奏しましたね
全く不思議なメロディが誕生しました(無駄な電力を消費した罪悪感すごみ)
Chic風4つ打ちディスコ
次はベーシストとしてのこだわりを全開にしてみました!
やっぱりリズム隊が心地よい曲を作らせたいじゃないですか。
- Chic(シック)の「Good Times」みたいな4つ打ちのディスコ曲
- ベースやキレのあるギターのカッティングに「四分休符のパターン」を指定(バーナード・エドワーズのベース、トニー・トンプソンのドラム、ナイル・ロジャースのギター)
- Queenの「Another One Bites the Dust」もオマージュ元としてYouTubeで分析・参考にして
これは無理って言われました、多分具体的な名前がいけなかった?!
でもさっきのJUDY AND MARYはOKなんだね規模が違うから?!笑
マーカス・ミラー風スラップベース
でもこれはいけたんですよね〜謎です
- マーカス・ミラー風のスラップベース(弦を弾いて叩く奏法)前面に出たインスト曲
- (特に「M²」のパワー風)を「絶対に歌詞はつけないで」とオーダー
目指すクオリティー(マーカス・ミラー風スラップベース)
マーカスミラー?!ピンとこない方に公式より拝借
かっこいい〜リオファンクはコピーしました(もうだいぶ忘れてますがorz)
マーカス・ミラー風スラップベース 生成楽曲
「スラップベース前面」といった言葉をGeminiさんうまく解釈できないのか、中途半端にサンプリングされた謎のベース音が非常に気になりましたが、、、
エレピはなんかそれっぽ気がして悪くないかも!?
奇跡が起きてベースとギターの音色の境界がすごく不明瞭で神がかった掛け合いになってる?のが面白い
バリトンギターだったらこいうの出来そうだなよな〜(って新たな気づき)
↑自分のレビューです。
楽器を楽しむという視点だとガッカリなちぐはぐトラックですが、BGMとして流し聴きは出来ます(かも)。
バルカン半島風ブラス
自分がやっているバンド「PYRAMIDOS」はバルカン音楽やジプシー音楽を演奏しているので、どうなるのだろう?と思い試したんですよー。
- バルカン半島風チョチェックのブラス音楽
- ヘリコンバス・トランペット・クラリネット・ホルンなどの楽器
- 利用するコードAm, Em, E7, Dm, D7
目指すクオリティー(バルカン半島風ブラス一例)
バルカン半島風ブラス 生成楽曲
へい!バルカン!!チョチェック!!ブラボー!また会おう!
なんでこうなった(笑)AIに対して「理論」や「マニアックな楽器法」を言葉で強制しようとすると、AIが本来持っている「一般用語」を基準に生成される音楽生成のアルゴリズムと喧嘩するぽいですね。
確かにブラスの感じやリズムも要件は満たしてるけどなんか違うんですね〜。
楽曲レビュー結論:ダサくて恥ずかしい
モータウンWhat’s Going On風
あえて、曲名・歌手名は伏せてジャンルはいれて挑戦!
- 60年代モータウンなR&B風
- E, EM7, C#m7, B7, Am, Am7, F#m7といったコード進行を利用
- 楽器はソプラノサックス主旋律、全音符のマリンバなど
- モータウンの名歌手風の歌あり
モータウンWhat’s Going On風 生成楽曲
Chic編とは違って今度は成功しました!!固有名詞出さずにジャンルでボカせば良いんだなとか思い再生したら?ん、これオーティスレディングみたないサザンソウルじゃね?しかもこれソプラノサックス?ま、いっか〜
これは粗探しをしなければWebの動画BGMとしては普通に使えます。というか、数秒でこのレベルのBGMが手に入るなら現場としては万々歳ですね(笑)。
まとめ マニアックなこだわりを捨てればGeminiさんの音楽生成は良い!
というわけで、今回のまとめです。
- Gworkspace使ってるなら動画やWebサイトのBGM作成ツールとして、Geminiさんでの音楽生成はコスパ的にも全然あり!
- ただし、プロンプトに専門的な音楽用語やマニアックなコード進行を詰め込むと、なぜかいけてない曲が量産される(笑)
- Geminiさんには「明るいポップス」「動画のオープニングに合うアップテンポな曲」みたいに、雰囲気や用途でざっくりオーダーするのが吉!
「テレキャスのカッティングでコンプ強め」とか「四分休符のベースパターン」なんて言い出すと、途端にGeminiさんが迷走して沼にハマるので注意してくださいね(笑)
ちなみに、、、どんな音楽にしたいかを言語化できるスキルはあった方が絶対によいですね! AIは使う人間によりポテンシャルが大きく変わりますね。
Web制作・動画制作でも、使えるAIツールはどんどん賢く取り入れて、作業をラクしていきましょう!今回の実験、少しでも参考になれば幸いです!
それではまた!AIに関する相談・サイト構築・マーケティングのご相談も随時お待ちしてます!