TCDテーマで運用効率とデザインを両立。WordPressサイトリニューアル事例 株式会社山の手トラスト様

東京都大田区で不動産事業を展開されている 山の手トラスト株式会社様のWEBサイトリニューアルを担当しました。既存のWordPressサイトをベースに、テーマ切り替えによる再構築を実施。長年運用してきた情報資産を活かしながら、デザイン性と更新性の両立を目指したプロジェクトです。
株式会社山の手トラスト

WordPressによる再構築の方針

本案件では、既存のWordPress環境を活かし、テーマを切り替える形でリニューアルを行いました。これにより、投稿データや画像などの既存資産を継承できるだけでなく、CMSの操作性が変わらないため、クライアント側の更新負担を最小限に抑えることができました。

リニューアル方針のポイント

• WordPress既存データをそのまま活用し、情報資産を継承
• 管理画面や投稿フローを維持し、担当者が継続的に運用可能
• デザイン刷新とともにUI改善・導線整理を実施

WordPressに慣れているクライアント様であったため、新しいツールを導入せずに操作面でのストレスを軽減。「運用コストを下げつつデザインを一新」する方向で進行しました。

TCDテーマ「Switch」の採用

デザインテーマにはTCDの 「Switch」（tcd063）を選定しました。TCDテーマは洗練されたデザインと高い完成度を備えており、企業サイトとしての信頼感やブランドイメージの強化に非常に適しています。

テーマ選定の経緯

• 複数のテーマを検討し、こちらで提案・選定
• クライアントにもデモ確認を行い、最終的に合意のうえで採用
• ビジュアル重視のTCDテーマが企業イメージと親和性が高いと判断

TCDの「Switch」は、シンプルながらも情報を整理して見せるデザインが特徴です。構築時にはコンテンツ量や画像比率の調整を細かく行い、TCD特有の“型”に合わせながらも柔軟な表現を実現しました。

構築上の工夫と課題

TCDテーマは完成度が高い反面、カスタマイズの自由度が低く、「コンテンツの入れ方に工夫が必要」という特徴があります。過去に担当したUGOHUB様の案件でも同様の課題がありましたが、今回もTCDテーマの構造を理解しながら、見た目と運用性のバランスを重視して設計しました。

主な対応ポイント

• 既存固定ページのコンテンツ構成をテーマ仕様に合わせて再設計
• 物件ギャラリーページの継承
• 画像比率・テキスト量・見出し階層を最適化

また、TCDテーマの持つCTAやスライダー、カスタム投稿を利用したニュースモジュールを活用し、企業としての発信力と訴求性を強化。テンプレートの制約を理解した上で構築することで、デザイン面・運用面の両立を図りました。

運用面での工夫

クライアント様がWordPressに慣れている点を踏まえ、従来と同様の更新方法で運用できるように設計。投稿・ニュースの分類をシンプルに整理し、不要な機能は極力排除しました。これにより、リニューアル後も日常的な更新がスムーズに行えています。

リニューアル後も安定した運用が継続されており、TCDテーマが持つデザインの完成度を維持しつつ、日常的な更新負荷を最小限に抑えています。

結び

山の手トラスト様のWEBサイトリニューアルでは、既存のWordPress資産を継承しつつ、デザイン性を大幅に向上させることができました。TCDテーマ「Switch」は不動産業のような堅実な業種にもマッチし、洗練された印象を与えながら運用コストを抑えられる実用的な選択肢です。

結果として、クライアント様が慣れた環境のまま情報発信を続けられる体制を維持しつつ、ブランドイメージを一段引き上げるサイトに仕上がりました。TCDテーマを活かしたデザイン刷新は、コスト効率と信頼感を両立する好例となりました。