どうもカッツプロダクション代表のカッツです、今回はやらかした話です。先に謝っておきます、すいませんでした。
名刺の山、みなさんどうしてます? 自分、昨年後半くらいからClaude Codeで「名刺写真を送るとアドレス帳まで自動で流し込むツール」を作って、ドヤ顔で運用を始めたんですよ。
そしたら、、、
盛大に事故って恥をかきました。
今回はその一部始終です。
目次
名刺10枚をAIが5分でアドレス帳に!のはずだった
作ったツールの仕組みはシンプルです。
- 名刺10枚をスマホで撮影
- 写真をClaude Codeに送る
- AIが名前・会社・メール・電話番号を読み取って構造化
- APIでGoogleコンタクトに自動取り込み
たった5分(自分の場合)で完了。ずっと夢見てた未来がきた感じですよ、これ!!
余談Googleコンタクト直接連携は失敗、正解はvcf/csv経由
ちなみに技術的な補足をしておくと、無理してGoogleコンタクトにAPI連携させるのは失敗でした。認証周りが面倒すぎるんですよ、、、GCPでOAuthのスコープやらトークン管理やらで、ツールの本質じゃないところで消耗します。
正解はvcfかcsvを生成して、Googleコンタクトの画面から取り込む方式ですね。ネックが「取り込み」の部分なので、そこさえ自動化できれば十分。インポート画面でファイルを選ぶだけの手間は誤差です。
(さらに言えば画像認識はGoogleさんの大昔からの得意分野なのでGeminiさんに作業してもらった方が良いかも)
目視チェックと修正に1時間かかった件
で、5分で取り込み完了! と言いたいところなんですが、、、実際には目視チェックと間違い修正に1時間かかりました。
AIの読み取りって、パッと見それっぽく仕上がってるんですが、細かいところで間違えるんですよね。メールアドレスの1文字違い、電話番号の桁ズレ、旧字体の名前、、、
「5分で自動化!」の裏に「確認1時間」がある。
ま〜これPDFのOCR技術とかでもあるあるなので信用はしてませんでしたが、、、
ここからが人間の弱さなんですが、、、運用当初は慎重に1枚ずつ確認してたんですよ。それがだんだん慣れてきて、2枚まとめて、3枚、5枚、、、「正確だ!流石だすごいAIさん!!全然いけるじゃん!」と。調子に乗って10枚まとめてやったのが完全に失敗でした。確認をサボった名刺が、そこに混ざってたんです、、、
事件発生!打ち合わせメールが違う人に届く

後日、取り込んだアドレスに打ち合わせメールを送ったら、、、すぐに電話がかかってきました。
「あの、このメール、私宛てではないようですが、、、」
違う人に送ってました。たまたま同じ会社(ドメイン)の同姓で名前違いの方だったので大事には至らなかったんですが、これがGmailや別会社への誤送信だったら完全に情報漏洩事故です、、、めちゃくちゃ失態感が出ました。
しかもです。電話番号まで間違えて取り込まれて。「メール送りましたのでご確認ください」ってSMSまで送ってたんですよ。間違った番号に。間抜けっぷりの二段重ねです(笑)。
登録地雷のイメージ
MAILはm.yamamoto@xxxx.co.jp かなと思ってたら yamamoto@xxxx.co.jp
電話番号は090-123-4100が090-123-4700 みたいな、、、
たまーに「名刺の取り込みなんてかったるいっす、全部自動化してます」みたいな発信を見かけますけど、この体験はしてないだろ〜!!多分してるけどわざと触れてないだろ! と言いたい。そういえば、やたら「DX」「タイパ」「効率化」って叫んでる人がこんな感じで失敗してぴえーんってなってる動画、ありましたね安心した、しちゃいけませんが(笑)。
ググったらSansanさんはやっぱり「AI+人間の目視」だった
やばいなと思って、ググったんですよ。名刺管理のパイオニアであるSansanさんはどうやってるのかって。
そしたら、AI+人間による目視チェックの組み合わせらしいですね。
やっぱりと苦笑いですが、、、さすがすぎる!!!
AIで速度を出しつつ、最後の精度担保は人間の目でやる。まさに今回私が身をもって学んだ教訓を、パイオニアは最初から仕組みに組み込んでたわけです。パイオニアツールは一味違いますねTT
あともうひとつ大事な視点があって、責任の所在です。契約内容の詳細まではわかりませんが、Sansanさんのようなサービスを使っていれば、取り込みデータの精度についてはツール側に一定の責任を持ってもらえる建て付けになってるはずなんですよね。
一方で、AIで自作したツールの責任の所在は、作った本人にあります。今回の誤送信も、責められるのはClaude CodeなどAIでもなく、100%自分です(笑)。自作ツールで効率化するということは、その結果の責任も全部自分で背負うということ。ここ、意外と見落としがちなポイントですよね。逆に数多のSaaS系サービスがお高いと感じる理由は責任を持ってくれるそこにあるとも言えます。なので契約の際は責任の所在はしっかり聞きましょう。
まとめ 自動化と「確認」はセットです
名刺10枚の取り込み自体は5分で終わる、これは本当にすごいことです。でもその裏には目視チェック1時間があって、そこをサボると私みたいに誤送信メール+誤送信SMSの二段重ねで恥をかきます(笑)。名刺管理のパイオニアSansanさんが「AI+人間の目視」を仕組みに組み込んでるのは、つまりそういうことなんですよね。
そういえばこの「名刺取り込み自動化」ネタ、ビジネス系の情報商材屋さんも「AIで秒で完了!」「もう手入力の時代じゃない!」って売ってそうな鉄板ネタだと思うんですよ。でも彼らは絶対に「確認1時間」も「誤送信して謝罪の電話」の部分を言わないんですよね〜。キラキラした5分だけ切り取って売る。実際に運用した人間しか知らない泥臭い部分こそが本当のノウハウなのに。
結局今回も行き着くところは同じで、「AIは使う人に左右される」し、自動化と確認はセットなんですよね。効率化した時間の一部は、確認に再投資しましょう。私みたいに謝罪の電話で時間を溶かす前に(笑)。
身をもって体験して文章化すると面白ーい!! いや、面白くないな、やばいよな(多分痛い目見てる人ごまんといるとおもうけど)!!
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